本日のヘッドライン
DIHK調査:「ドイツ経済は停滞したまま」
ドイツ商工会議所(DIHK)の最新調査によると、ドイツ経済は停滞状態が続いており、2026年の成長率は1.0%にとどまる見通し。企業が挙げる主なリスク要因は以下の通り。
| リスク要因 | 企業回答率 |
|---|---|
| 国内需要の低迷 | 59% |
| 労働コストの上昇 | 59% |
| 経済政策の不透明性 | 58% |
| エネルギー・原材料の高コスト | 48% |
DIHKは「政府は計画を発表するだけでなく、実行に移す必要がある」と指摘している。
Deutschlandfonds(300億ユーロ)始動
ドイツ連邦政府は、民間投資を動員するための新基金「Deutschlandfonds」(300億ユーロ規模)を始動させた。財務省と経済省が主導し、KfWが実施機関となる。目標は約1,300億ユーロの追加民間投資の喚起。インフラ、デジタル化、グリーンテクノロジーが主要な投資対象分野。
ECBブログ:ドイツの構造的課題を指摘
ECBが2月12日に公表したブログ「Made in Europe」では、ドイツ経済の構造的課題を指摘。
- 高齢化する人口と輸出依存モデルは、グローバリゼーションが後退する世界にもはや適合しない
- 長年の国内需要の低迷がドイツ経済を外部ショックに過度に脆弱にした
- 的を絞った公共投資(インフラ・防衛)と構造改革の組み合わせが停滞からの脱出に不可欠
EU貿易統計(12月)本日発表
本日、EU統計局(Eurostat)が12月の貿易統計を発表予定。ドイツの輸出が3年連続で成長の足かせとなっている中、年末の貿易動向が2026年の輸出回復の先行指標として注目される。
マーケット情報
| 指標 | 数値 | 前営業日比 |
|---|---|---|
| EUR/USD | 1.0475 | -0.12% |
| EUR/JPY | 157.85 | -0.08% |
| DAX | 23,012 | +0.12% |
| Bund10年 | 2.45% | +1bp |
注目トピック
ZEW景況感指数(2月)の結果
昨日発表されたZEW景況感指数(2月)は26.0ポイントと、1月の16.9から大幅に上昇。Deutschlandfundsの始動と財政刺激策の具体化が投資家心理を押し上げた格好。ただし、現況指数は-85.2と依然としてマイナス圏にあり、企業の実感と投資家の期待のギャップが大きい。
製造業の安定化と輸出の停滞
製造業受注は最近の国内顧客からの需要回復で安定化の兆しを見せているが、輸出は関税措置と地政学的不確実性により3年連続で成長の足かせとなる見通し。ドイツ企業にとって、外需依存からの脱却と国内市場の掘り起こしが喫緊の課題。
ユーロ圏インフレ、ECB目標の2%に到達
2025年12月のユーロ圏HICP(統合消費者物価指数)は前年比2.0%と、ECBの物価安定目標に到達。11月の2.1%から低下した。物価安定の回復はECBの金融政策の柔軟性を高め、追加利下げの余地を残す。
参考リンク
本日の主要ニュースソース:
本ニュースは2026年2月18日時点の情報に基づいています。最新情報は各公式サイトでご確認ください。