ドイツ製造業PMI、3ヶ月ぶり高水準に改善
経済ドイツ製造業の購買担当者景気指数(PMI)が1月に49.1を記録し、12月の47.0から大幅に改善。依然として景気分岐点の50を下回るものの、3ヶ月ぶりの高水準となり回復の兆しが見え始めています。ハンブルク商業銀行のチーフエコノミスト、サイラス・デ・ラ・ルビア氏は「回復が始まる予感がする」とコメント。新規受注が3ヶ月ぶりに増加に転じたことが、楽観的な見方を裏付けています。
€5000億インフラ・気候中立化基金が本格始動
政策ドイツ政府の歴史的な財政政策転換により、2026年度の投資額は過去最高の€1,267億に達する見通し。12年間で€5,000億規模の「インフラ・気候中立化特別基金」は、インフラ整備と脱炭素化を同時に推進します。この財政拡大により、2026年のGDP成長率は1.1〜1.2%と予測され、6年間の停滞期からの脱却が期待されています。
米国関税問題:欧州への影響継続
通商トランプ政権は2月1日からドイツを含む欧州諸国からの輸入品に追加10%の関税を課すと警告。グリーンランド問題を巡る交渉が続く中、6月には25%への引き上げの可能性も示唆されています。一方、ドイツの経済信頼感指数は2021年半ば以来の高水準に上昇し、関税懸念にもかかわらず楽観的な見方が広がっています。
サービスセクターの好調が経済を下支え
経済ドイツの総合PMIは1月に52.1を記録し、12月の51.3から上昇。サービスセクターの好調が製造業の弱さを補い、経済全体を支えています。「サービスセクターがなければ、ドイツ経済は現在議論されている以上に厳しい状況にあるだろう」とデ・ラ・ルビア氏は指摘。
機械工学・金属セクターで期待感急上昇
産業輸出志向セクターが景況感改善を牽引。機械工学と鉄鋼・金属分野では期待指数が20ポイント以上上昇し、自動車セクターも大幅に改善。化学、製薬、電気工学セクターでも堅調な伸びを記録しています。
📊 経済指標サマリー
| 指標 | 最新値 | 前回値 | 評価 |
|---|---|---|---|
| 製造業PMI | 49.1 | 47.0 | ↑改善 |
| 総合PMI | 52.1 | 51.3 | ↑拡大継続 |
| 2026年GDP成長予測 | 1.1% | - | EU平均1.4%を下回る |
| 財政赤字対GDP比(予測) | 4.0% | 3.1% | 投資拡大で増加 |
📅 今週の注目イベント
- 2月10日(月):ドイツ連邦統計局 12月貿易統計発表
- 2月12日(水):ECB議事録公開
- 2月14日(金):ユーロ圏GDP速報値(Q4)
※本ニュースは2026年2月9日時点の情報に基づいています。